Q.
雑誌に、ベントグラスに冬の雪が降るときは不織布や遮光資材で保温カバーすると書いてありますが雪が降ったら春までカバーしておくのですか。
カバーするものはホームセンターなどで売っている青いシートでも良いのですか。(Nさん)12月
A.
ベントグラスの保温カバーは、ゴルフ場のグリーン表面が凍結で凸凹にならないようにするため使用します。
通常、夕方に掛けて、翌朝撤去します。掛けっぱなしは、よくありません。
又、ブルーシートでは、遮断効果がありませんので使用できません。
Q.こちらは北海道で冬期間は芝の上に1メートル以上の雪が
降り積もるところです。
西洋芝を張って、4年目ですが今のところ特別病気などの発生もなく順調です。
ただ、春になり芝が見えてくると白く枯れた芝で、その処理が大変です。
知り合いから聞いた話では、雪が降る前に「キノンド」「フロンサイド」を処理していると聞きました。
実際に春の芝の状況を比べると、明らかに白く枯れた芝の量が違っているようでした。(北海道
Mさん)11月
A.積雪のために芝が数ヶ月の間埋もれてしまう所では、雪腐病対策が重要です。
「キノンドー」もそのひとつです。
その他にも
「グラステン粒剤」又は「グラステン水和剤」「シャルマット水和剤」「グリーングラス水和剤」等、多種ありますので、いづれかで処理された方が来年のために良いでしょう。
Q.9月下旬に高麗芝を業者に張ってもらいました。
当初はかなりきれいに目土も施され、成長を楽しみにしていたのですが、数回の台風による大雨により目土が流れてしまったのか細かい砂はなく、3mm〜5mmの小さい黄色の石ころがばら撒かれている状態になってしまいました。
大雨による影響だと思うのですが、土がかなり固くなっています。
一応芝は緑色をしており、1cm程度伸びていますが密度が高いとは言えず、たいていの場所は下の土まで根が届いてますが、まだ弱々しい根の感じで、芝をはがそうと思えばめくれるところもあります。
また、
秋植え芝の注意点などあれば、あわせてお聞かせください。(神戸市
Iさん)10月
A.【目土について】
もし、芝と芝の間の目地が空いていれば、その部分を埋める位の目土をして下さい。
【施肥について】
9月下旬の植え付けですから、芝自体まだ肥料を取りこんで元気になれる状態ではないと思います。
来春になってから、化成肥料を与えてください。
【石ころについて】
5mmの砂利は大きいので目に付くと思います。
気になれば除去してください。
そのままでも芝の成育には差し支えありません。
【土について】
床土の問題になりますが、もし下の方まで腐植質の少ない土壌でしたら、汚泥堆肥(コンポスト)を全面にまくと効果があります。
また、微量要素の補給にもなります。
もう、水遣りは必要ないと思います。
植える時期が遅かったので、それ程良い状態にはなりません。
来年の生長を楽しみにして下さい。
Q.庭に芝を張って約1年になります。
芝は、なぜか業者さんが『野芝』を張りました。
まめに刈ったり、肥料をあげたり、としなければいけない事はやってきたつもりなんですが、葉は太く荒く密にならず、葉の茶色い所も目立っています。
隣の家は今年5月に高麗芝を張り、芝刈りは1回のみ、肥料は1度もあげたことがないらしいのですが、葉も細く綺麗なグリーン色のせいなのか、とても綺麗に見えます。
野芝という種類に限界があるのなら、主人は野芝を全部はいで高麗芝を張りなおそうか、と言っています。
野芝は完璧なグリーン芝になれないものなのでしょうか?(Kさん)10月
A.野芝も捨てた物ではありません。
管理次第で、すばらしい芝草になります。
ただ、葉の太さは、高麗芝より広いのはどうしようもありません。
茶色の部分が多いのは、たぶん葉枯れ病が発生したためだと思われます。
まず、きれいに刈込み、
殺菌剤(シャルマット水和剤、又はベンレートT水和剤)で処理をして、
化成肥料8−8−8位のものを50g/m2(平米)撒いて下さい。
これで、来年への備えはOKです。
来春勢いよく、芝が伸び始めたらまた、まめに管理をして下さい。
良いグリーンになる方向へ進むと思います。
Q.柿木にカイガラムシがいます。
去年大量発生していたのですが、どうしてよいか分からず放置していました。
今年も葉が食べられ柿の実だけの枝もあります。
平屋の屋根ほどの高さなので、噴霧器での消毒はむずかしいのですが、何か方法はありませんか。(Nさん)9月
A.「スプラサイド乳剤」を全体に噴霧するのが、一番確実な方法です。
噴霧器での消毒が難しいとのことですが、ハシゴ、脚立等を利用されて、何とか処置をされるしかないと思います。
Q.秋、冬の手入れについて、肥料や目地の土のやり方を教えて下さい(Kさん)9月
A.9月中旬を過ぎると芝の勢いがだいぶ弱くなります。
早めに施肥をして、養分を充分に蓄えさせてください。
目土は、来春芽出し頃がよいと思います。
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